サッカー日本代表チームに一言

サッカー日本代表チームに一言

 

ポーランド戦については、いろんな人がいろんなことを言っているが、ほとんどが素人の自分なりの勝手な意見である。

スポーツを専門に学んだ専門家の意見というものがほとんどないので、少し言っておきたい。

スポーツは大きく分けると、イギリス生まれアメリカ生まれに分かれる。イギリスはアマチュア精神で教育の一環として人間形成に役立つものとしてスポーツを発展させてきた。アメリカは、プロを想定し見世物的要素を多く持たせたテレビ向けとしてスポーツを発展させてきた。

サッカーとラグビーは共にイギリス生まれだがラグビーは上流階級が好むスポーツでサッカーは労働者階級用のスポーツである。上流階級のスポーツというのはケンブリッジやオックフォード大学で行なわれるもので、良いプレーには拍手でミスプレーには沈黙でと上品であるが、労働者階級のスポーツは笛太鼓と騒がしくヤジやブーイングまである下品なものである。

 

スポーツの観点からポーランド戦を見ると、残り10分近くも負けているチームが攻めないでボールを回して逃げ回っているのは考えられない。スポーツというものは、戦うことを前提としており、そのため逃げ回るものに対するルールなどない。ボール回しは、ルール破りではないと言う人もいるが、戦うことを前提としているスポーツで逃げ回るのだから、試合を放棄して尻尾を巻いて帰るべきである。スポーツにおけるベストプレーということができないのなら、スポーツに参加してはいけない。スポーツでは勝っていようが、負けていようが、試合終了まで全力プレーをすることが前提である。それができないのなら、スポーツに参加してはいけない。負けているのにボールを回して戦わないというのは、これ以上の相手チームへの侮辱はない。

また、フェアプレーとうことから言っても、戦わないくらいだから当然フェアなわけもなく、世界中に大恥を曝した。

もう一つ、監督の指示があったからボールを回したというのでは、選手に自主性のカケラも無いということである。いくら監督の指示でも、それを受け入れられなかったら選手たちで自主的に攻めるべきである。監督の言いなりになりになるのがスポーツだと思われると、それは大きな誤解でスポーツとは一人一人が自分の意志で自主的の取り組むという大事なことが忘れられてしまう。

 

こんなだから、まだ日本にはスポーツ文化など育つ土壌もできていない。

専門家とか評論家と呼ばれている人は、マスコミが喜ぶことしか言わない。