ナンバで求めるもの

ナンバで求めるもの

 

我々の望みは、自分の身体と心を完全にコントロールして、自由自在に動かすことです。そうすれば、スポーツや楽器演奏で自分の思い通りのプレーが出来るようになると思います。

そのためにナンバでは、身体と心と対話をしながら、どうすれば自然の動きに近づいていけるかと試みています。身体にしても心にしても、こう動かせば気持ちいいという方向があります。そういう方向に動かすことが、結局は自分にとっての自然な動きということになるのです。自然な動きを意識的に出来るようにして、次は無意識でもそう動けるようにしていく。そして、何度でもいつでも再現できるようにしていけば、自分の身に付いたということになります。

動きの探求というのは、固定観念や常識に縛られず、対話を中心に行なっていくことです。身体や心が、痛いとか苦しいというのは、動きを変えてくれという叫び声を上げていると捉えるべきです。痛みとか苦しさがでれば、一度立ち止まって動きを確認することです。そして、こういう動きで痛くなるのだから、どうすれば動きを変えられるかということを考えなければならないのです。動きを変えない限りは、痛みから解放されないのですから。

こういうふうに取り組んでいるのがナンバの動きです。