先生を信じるな

先生を信じるな

 

ノーベル賞を受賞した本庶先生が「教科書を信じるな」とインタビューで言っているのを聞いて、それは非常に納得した。

それを発展させるなら、先生を信じるなということになろう。私も先生をやっているので、自分自身については勿論納得できる。こんな裏も表もある自分を信じることなどできないに決まっている。

学校の先生、スポーツの先生、音楽の先生、すべての先生にいえるのだが、素直に頭ごなしに信じないことである。まずは、自分人の中に取り入れてみる。それから、その事が自分に合っているかどうかを確かめる。そして、自分に合っていることは取り入れ、自分に合っていないことは捨てていけばいい。何でもかんでも盲目的に言いなりになっていれば、それでは先生の操り人形になってしまう。自分を主体的にして、自分に合っているかどうかで判断できるようにならないと、自分を見失ってしまう。

先生という肩書きに惑わされてはいけないし、新聞やテレビでも同じことである。先生が言っているから、テレビが言っているから、新聞に書いてあるからといって正しいとはかぎらない。自分で確かめるということをしないと、大変なことになってしまう。