スポーツ解説

スポーツ解説

 

今、ドーハで世界陸上をやっているが、毎回のことであるが解説は織田裕二である。最初のころは陸上の素人が絶叫して何だと、決して快くは思っていなかった。しかし、回を重ねるごとにその嫌みが消えていった。それは何故かというと、素人が真っ新な状態で勉強しているではないかと伝わってくるし、専門家では何気なく通り過ぎてしまうところを素朴な疑問として表現してくれることに感心しだした。

それに何といっても、織田裕二は競技に対して前むきである。どの種目にしても一生懸命に応援しているのが伝わってくるし、決してネガティブな発言はしない。いつでも新記録を期待しているし、競技者全員を応援している。そう思って世界陸上を見ていると、なまじの専門家や元競技者の発言など何も面白くないし、これからも織田裕二でいいんじゃないかと思う。思い切って来年の東京オリンピック乗る陸上競技も織田裕二の解説に任せたらと思う。

一方で、ゴルフの解説の戸張捷には、すぐにでも止めてもらいたい。今年の渋野日向子が優勝した全英女子オープンの解説をしていたが、渋野を応援するわけでもなく、競技を盛り上げるでもなく、せっかくの女子ゴルフのメジャー大会が真っ暗になるので、サッサト消音にしてみることにした。戸張の責任は重大である。戸張の口癖は「まだ解りません」であるがそんなことは当たり前で、何故選手を応援しないのか、何故ゴルフを盛り上げないのか不思議である。エセ専門家が解説すると、こういうせっかくの世界大会に水を差すことになる。専門家なら、スポーツ全般をよく勉強し、その上でゴルフはどういうスポーツかを捉え、ゴルフを普及させようという謙虚な姿勢で元気よくわかりやすく話さなければならない。そういうことができる人を捜さなければ、せっかくのスポーツが寂れていってしまう。スポーツ全般を勉強して、その上で特定の種目のことも勉強して解説すべきである。

どうせなら真っ新な素人が勉強して解説する方が、まだましである。